最近親日国として有名になっているウズベキスタンですが、海外旅行としても人気があるそうです。
ディズニーアニメのアラジンで出ていた町並みにそっくりで調べていたらたまたまウズベキスタンが出てきてましたので、気になっていました。
行ったこと無いしどんな国なのか、気になったので治安は悪いのかやおすすめの観光地や旅行費用について調べることにしました。
目次
ウズベキスタンってどこにあるの?
ウズベキスタンは、アジア大陸の真ん中あたりに位置している国です。
周りには、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギスという国に面してします。
日本(東京)からは直線距離で6,370km離れています。
ウズベキスタンと日本との時差は約4時間となっています。
ウズベキスタンの気候
出典:風の旅行社
気候ですが、夏は非常に暑く40度を超える日も多いです。夏場は雨が降りにくいため乾燥しやいようです。
気温だけで言えば、沖縄に近いのですが、沖縄は台風の影響もあり湿度が高くジメジメとした気候ですがウズベキスタンは雨量が少ないのが特徴です。
一般に、旅行に適しているといわれる時期は4~6月と9~10月。冬はそれなりに寒いが、普通の観光をしている限り、それほど注意することも無いそうです。
ただ夏場は気温が高く乾燥しやすい気候のため、肌の露出を避けこまめな水分補給が重要になります。
どんな国なの?親日って本当?
昔はソ連の一部だったウズベキスタンですが、1991年、共和国の脱退によってソ連が崩壊した事により独立国になりました。
国土は、約45万平方kmで人口は3200万人が暮らしています。
日本が約38万平方kmなのでウズベキスタンの方が面積では広いですが、人口は日本の1億3千万に比べると4分の1ほどという計算になります。
ウズベキスタンの首都は、タシケントという街です。
親日の理由
大東亜戦争末期に、ウズベキスタンに捕虜として約2万5000人の日本人が、過酷な強制労働をさせられていました。
日本と違って湿度が低く気温が高いなど厳しい気候条件や捕虜には少ない食事の中で道路、工場、運河、炭鉱、発電所、学校などの建設をさせられたのです。
そんな中、1966年にウズベキスタン(旧ソ連時代)に大震災が発生しました。
7万8000棟の家や建物が倒壊する中、捕虜の日本人が建てたナヴォイ劇場は全くの無傷でした。
他にも日本人が作った道路・工場などが今でも現役で現存し機能していることもあり捕虜であっても手を抜かないのが日本人という強い信頼感がウズベキスタン人の日本人に対する感情の根底になっています。
↑↑↑ 1939~1942、1944~1947年に建設されたナヴォイ劇場。今なお当時と同じ風景を見せています。
ウズベキスタンの国旗と国章の意味
画像左が国旗、画像左が国章になっています。
国旗
国旗は、水色・赤・白・緑の4色で構成されています。
水色は、空の青ときれいな水を意味しています。
白は、平和の象徴とされています。
緑は、穀物などの天恵(てんけい)を意味しています。
※天恵とは、天の恵みという意味です。
3色の間にある赤の色は、生命力を意味しています。
国章
国章は、真ん中にいる鳥の両脇に木綿と小麦が書かれています。その上部に八芒星が描かれウズベキスタンの多数派であるイスラム教を象徴しています。
真ん中に描かれている鳥は、フモというウズベキスタンに伝わる伝説の鳥でペルシア神話の不死鳥フマと同じ起源だと言われています。
左右の木綿と小麦は、ウズベキスタンの特産物です。
治安は大丈夫?
あなたは、ウズベキスタンというとどんなイメージがありますか?
私は、なんとなくカザフスタンやアフガニスタンと近いし危ないというイメージがありました。
ウズベキスタンという名称のスタンの意味はペルシャ語で~の国を意味しています。
なのでウズベキの国という意味でアフガニスタンとは、大きな関連はないようですが、アフガニスタンの武力派がテロを強行する場合も0では、無いそうです。
このように書くとやっぱり危ない国なのかなと思われがちですが、実際には、ウズベキスタンには多数の警察官がおり治安は保たれているそうです。
外務省の海外安全ホームページを参照してみても強盗未遂程度しか載っておらず他には、暑いので熱中症に注意してみましょうということくらいしか載っていないようです。
しかしながらISISの情勢も把握する必要があるため、渡航の際は↑のリンクの外務省の海外安全ホームページを確認してから旅行に行きましょう。
特に南部の国境近辺は、危険が伴う上に観光場所ではないので行かないほうが良さそうです。
また観光地では危険が少ないとはいえ、都市部でも観光客は、スリやひったくりなどの軽犯罪はよくあるそうです。
口が大きく合いたバッグなどに財布やパスポートを見えるように入れるのは止めたほうがいいでしょう。
イスラム教の風習に注意が必要!?
治安は悪くないのですが、ウズベキスタンでは一般的なイスラム教の風習が日本人との文化の違いに注意が必要です。
チップ
昔はチップを渡すという風習は無かったそうなのですが、観光地として一般的になってきた現在はレストランや喫茶店、でも支払う金額の10~20%のチップが一般的になっているそうです。
また観光客相手だと1万スム未満のおつりは、チップとして扱われることが多く、戻ってこないと思ったほうが良い。
※ウズベキスタンの通貨【スム】
1スムは0.013円なので1万スムというと約128円です。
服装
AFP通信【図解】イスラム教徒の女性の衣装より引用
ウズベキスタンはイスラム圏に属しますので、イスラム教を重んじた服装をしましょう。
女性は特に注意が必要で、暑からと言って太ももが出るようなミニ・スカートやキャミソールは厳禁です。
頭まで隠す必要はありませんが、極力肌の露出を避けましょう。
男性でも半ズボンは厳禁なので注意しましょう。
また、肌を出さないのはトラブルに巻き込まれたり、熱中症にならないようにするためには大事なことです。
服装についての補足
肌を出さないというのは、マナーとしての理由なのですがあまりにマナーが悪いと観光を断られたりレストランでも出禁になることがあるそうです。
最低限肌が見えないように男性は長袖シャツに長ズボンを女性はワンピースなどを着ましょう!
おすすめの観光地は?
シルクロードの中心地として有名なウズベキスタンですが観光が発展してきたことでも有名です。
世界遺産で有名な、青の街サマルカンドや茶色の町ブハラ、ヒヴァ、シャフリサブス、仏教文化のテルメズなどが観光地としては一般的です。
親日の項目でも説明したとおり、日本人の強制労働により建設されたことで知られているナヴォイ劇場は一見の価値があります。
日本人なら一度はナヴォイ劇場に観光することをおすすめしますよ。
上の画像はビビハニム・モスクというあまり知られていない観光スポットの一つになります。
観光についてはこちらのサイトが参考になります↓↓↓
ウズベキスタン観光の魅力紹介!名所から穴場までおすすめスポットを厳選!
↑↑↑別のサイトにジャンプします。
旅行するなら費用はどのくらいかかる?
ウズベキスタンへの旅行費用ですが、ツアーで探してみました。
8日間の旅行で観光地を周るとホテルのグレードにもよりますが、30万から40万の費用がかかります。
参考にしたのはJTBツアーでこちらのリンクから詳細が見れます↓↓↓
安さ重視で探すとVELTRAがおすすめで10万円ほどからありました。
個人で行く場合は、旅費が往復12万程(成田⇨タシケント)ホテル代が1泊1000円ほど。
交通費や食費は一日で2000円もあれば充分です。
物価が安いので飛行機代以外は宿泊費込みで3食外食で済ませても3000円あれば楽しめそうです。
飛行機代が高く付きますが後は、かなり安いので東南アジア以外に旅行したい人にはおすすめかもしれません。
日本人旅行者が増えたことで、日本語が通じるタクシードライバーやホテル員も増えてきているそうです。
まとめ
今回は、たまたまテレビやディズニーのアラジンを見て気になったウズベキスタンについて調べてみました。
※後から調べたところアラジンの舞台は実は中国だそうです。なんで中国やねん!って自分で突っ込んじゃいましたが(笑)
シルクロードの中心として有名なウズベキスタンですが、町並みが綺麗なことにびっくりしました。
なんとなくアラジンのイメージに近い気がしますが気のせいでしょうか。。。
治安も南部の国境近辺に近づかなれば危険なことは無いようで安心しましたが、カザフスタンに近いというだけでちょっと警戒しちゃいますね。
調べてみて行ってみたいな~とは思いましたが、旅行費用が高い!っていうか飛行機代だけですけど。
いつか行ってみたいなと思いました。